妄想から生まれた物語−2−


Z作

男デアリナガラ、綺麗ナ衣装ヤ可愛イ衣装ヤ恥ズカシイ衣装ヲ着セラレ、ドノ衣装モ自分ノ意思ニハ関係ナク、タダ男ヲ喜バセルタメダケニ着セラレルノハ、ドンナ気持ナノカ分カリマスカ。

男デアリナガラ、可愛ク着飾ラサレテ大勢ノ客ノ前デ見世物ニサレ、値段ヲ付ケラレテ貸シ出サレ、好キナヨウニモテアソバレ、心ノ中デハ嫌デ堪マラナイノニ、身体ハ客ノ手ノ動キデ快感ヲ感ジサセラレテシマウノハ、ドンナ気持ナノカ分カリマスカ。

掻痒感からの解放や媚薬による快感という一種のパニックの中では、同性からの愛撫に対する拒否感は忘れられていたが、熱気が冷めると美奈子の中で嫌悪感が頭をもたげているようであった。

しかし、調教する側から言えば、美奈子が男の愛撫でも勃起し射精するという一つのハードルを越えたわけだった。

ベッドの上で出来るだけ恥ずかしい衣装を着せ、ペニスをむき出しにしたまま手を背中で縛り、薬品を塗って出来るだけ焦らし、その上で田中の手の動きで強烈な快感を味合わせるというこの調教は、その後何度も行なわれた。

そして、掻痒感から早く解放されたいという美奈子の追い詰められた心理を利用して、より女の子らしい振る舞いや仕草、言葉遣い等の調教も同時に行なわれた。

その過程で薬品の量は徐々に減らされ、やがて掻痒感がなくても半裸の姿で縛られ、ベッドに転がされて田中にペニスを触られると、それだけで勃起し射精するようになった。

男からの愛撫では感じないという心理的な壁が一度取り払われると、たとえ相手が同性であっても敏感な部分への刺激による性感には抵抗できないようであった。

そして遂には、縛られていなくても、ベッドの上でなくても田中に股間をまさぐられたら必ず勃起し、触られ続けると必ず射精まで行かされた。

この段階に至るまでに、「性感開発」調教は始まって三日が経っていた。

その間男の愛撫に敏感に反応する調教だけでなく、少女らしい可愛い仕草、女の子っぽい声の出し方と話し方、男に身体を触られた時の恥ずかしがり方、男に唇を吸われた時の口の開け方と舌の使い方、男が一番感じるようなフェラチオの仕方等々、可憐で美しいドールとしての調教が同時に行なわれた。

その為に、最初の日こそベッドの上での調教だったが、次の日からは田中は社長としての行動にずっと美奈子を同伴し、好きな時に好きなように美奈子の身体を弄んだ。

そして、何回も可愛い衣装や破廉恥な衣装に着替えさせられたが、これは調教のためというより田中自身の目の保養の為であった。

社長室では出入りする部下や社長秘書の眼のある中で、セーラー服を着せられて田中の膝の上で抱かれ、スカートの中をまさぐられて行かされた。

食事の時には可愛いミニのメイド服で田中の横に立って給仕をさせられ、食後のコーヒーを飲みながら美奈子のパンテイの中に突っ込まれた田中の手の動きに悶えさせられ、仕事の合間の移動中にフリルが一杯のゴスロリ衣装で連れ歩かれ、田中が気が向くと突然廊下の壁に押し付けられペニスをしごかれ、夜はベッドで乳首の出るブラジャーとペニスを隠さない穴明きパンテイで田中の横に寝かされて、眠る前に身体中を撫で回され行かされた。

さすがに若い健康な男だけあって、一日にかなりの回数の射精に耐えられるようだった。

三日間で頭の中乃至心の中は別として、美奈子の身体は男からの愛撫に応えるようにされてしまっていた。頭と心が男からの接触を受け入れないのは、田中にとって残念な結果でなくむしろ望ましい結果だった。

というのも「スレイブドール」の客は、積極的に男に奉仕したがるドールを望んでいる訳ではなく、「嫌がりながらも」或いは「不本意ながら」男性客の玩弄に耐えるのを喜ぶからだった。

四日目に入ると「性感開発」調教は次の段階に入る事となった。

再びベッドのある調教室に連れてこられた美奈子は、全裸に剥かれベッドの上に仰向けに大の字に縛られた。

「性感開発」最初の日に後ろ手に縛られた以外は縛られた事のなかった美奈子は、久し振りに拘束された事で、あの陰部に塗られた薬品を思い出したようで、泣きそうな顔で田中を見つめた。

それに、後ろ手の拘束とは違ったあられもない格好にされた恥ずかしさで、

「許してください」

という声も消え入りそうだった。

田中がこれからやろうとしている「性感開発」第二段階は、美奈子の乳房とアナルに性感を開発しようというものだった。

第一段階は、もともと男としての性感があるペニスが、同性からの愛撫に対する拒否感から機能しないという状態を解消するのが目的だった。

しかし、男性機能を持つドールは乳房とアナルにはそれほど性感を感じない。

それを、乳房を揉まれたりアナルを犯されたりした時に快感を感じるようにしようというのが、この第二段階の目的であった。

世にシーメールとかニューハーフと呼ばれる者達の中には、乳房やアナルで感じる者も
居るが、大半は相手の男を喜ばせるために感じている振りをしている場合が多い。

ところがもともと本意でなく女にさせられたドールに感じる振りをさせるのは難しく、無理に演技をさせてもぎこちないものになる。

となるとドールの商品価値を高めるためには、乳房やアナルで本当に感じるようにさせるほかなかった。

あの薬品の塗布から逃れようと、美奈子は必死に可愛い声と少女っぽい仕草で許しを乞い、それはこれまでの調教のせいで本当に可愛く、素裸で大の字にされた体の真ん中でぐにゃりとしているペニスを除けば、本当の少女そのものであった。そしてむしゃぶりつきたいほど可憐な少女の身体にペニスが付いている事が、その種の嗜好を持った男達には堪らないものに映るに違いなかった。

美奈子の哀願を無視して、田中は美奈子の剥き出しの乳房に例の薬を塗った。特に乳首には入念に塗られた。

ペニスに塗られるものと思っていた美奈子は驚いたような顔をしていたが、やがて両方の乳房から来る耐え難い感覚に苛まれ始めた。

「お願いします。触ってください、お願いっ」

「何処を触ってほしいのか」

「お乳を、お乳を触って」

ドール達は自分の乳房のことを「お乳」と言うよう命じられていた。

「ほう、おっぱいを触られたいのか。よしよし、触ってやってもいいが、もう少し待て」

田中は美奈子を焦らしに焦らし、薬の効果の持続限度ぎりぎりまで待って、美奈子の乳房をやわやわと揉み始めた。同時に美奈子のペニスをも優しく擦り始めた。

両の乳房が変わるがわる揉まれる事で、耐え難い掻痒感が消えていく快感をもたらし、その合間に乳首を摘まれて弄られる事で、男性にも多少はある乳首の性感が刺激され、同時に嬲られるペニスから来る強烈な快感とが混じって、美奈子の頭の中は身体を駆け回る快感に翻弄された。

「ああーっ、ああーっ、だめっ、来る、来る、もう駄目えっ」

ベッドに張り付けられて不自由な身体を弓なりに反らせ、美奈子は白い液を迸らせて絶
頂を迎えて果てた。果てたあとも美奈子の身体は暫くヒクヒクと痙攣していた。

股間を綺麗に拭き取られたあと、美奈子は大の字に拘束されたまま暫く放置され、身体(性感)の回復を待って再び同じ調教が行なわれ、美奈子は物凄い快感に翻弄された。

同じ事が何回も行なわれ、ある程度の時間さえおけば、若い男の身体を持った美奈子は何回でも絶頂に達した。

この調教で乳房の掻痒感からの解放という快感と、乳首を弄られる性感と、ペニスをもてあそばれる快感とが美奈子の頭と身体の中で混乱し、とにかく想像を絶する快感が何処か
ら来るのか分からなくなってしまい、元々多少の性感を持っていた乳首は勿論、乳房全体が触られると感じるようになっていくのであった。

第一段階と同様、回を重ねるにつれ塗布する薬液の量を減らして行き、やがて何も塗らないでも乳房を揉まれただけで感じ、乳首を弄られると快感が走りペニスが硬くなるほどだった。

どのドールにも施してきて必ず成功して来たこの調教だったが、これ迄で一番の美しいドールが男の愛撫で感じ、勃起し、女と同じように悶えながら射精するようになったことで、田中は嬉しくなり、一回余分に美奈子の乳房とペニスを玩弄して恥ずかしがらせ、行かせ、その上最後に可愛い口でフェラチオをさせた。

次はいよいよアナルの開発であった。

既に「処女価格」で客に提供した時に、何度かアナルを犯されていた美奈子であったが、男からの愛撫にさえ心理的な拒否感があったくらいで、アナルへの挿入は苦痛以外の何物でもなかった。

基本的には今までと同じ調教テクニックであった。まず美奈子の両手の自由を奪っておいた上で、アナルの周囲及び穴の中奥深くまで例の薬を塗り込んだ。

そして、我慢できなくなったところで田中が指を入れてやり苦痛から解放してやるのだが、その時も必ずペニスへの優しい愛撫を必ず伴った。

限界まで焦らされた掻痒感からの解放という押し寄せるような快感と、ペニスへの愛撫から来る物凄い性感を伴う快感とがごっちゃになり、美奈子の身体は性感を感じているのはアナルなのかペニスなのか分からなくなるのだった。

この調教も何度か行なわれ、アナルへ入れるのも指から張り形へ変わり、張り形も段々太
くなり、最後に田中のペニスで犯される頃には、薬が無くても、ペニスへの愛撫が無くても、アナルを犯されただけで美奈子は快感に悶えるようになっていたのだった。

こうして、男に抱かれる事には依然嫌悪感や屈辱感を持ちながら、男に抱かれると、ペニスへの愛撫は勿論乳房への愛撫にも不本意ながら感じてしまい、アナルを犯されても意思に反して快感を覚えてしまうという、理想的な美少女ドール美奈子が誕生したのであった。

田中の店「スレイブドール」は、郊外の山の中にある。田中の本業が暴力団であり、「スレイブドール」も非合法の店であるため、やっていることの殆どがアンダーグラウンドでなければならない。

従って、この店も外から見れば建坪100坪ほどの屋敷にしか見えない。しかしその下には広大な地下部分が広がり、そこに「スレイブドール」があり、そこへは常時見張りの付いた地上の屋敷の中にある秘密の入り口からしか入れなかった。

この地下には、ドールたちの調教部屋もあり、調教が終わって店の商品として飼育されているドール達が飼われている幾つもの部屋もあった。

この店のシステムであるが、地上の秘密の入り口でしっかり身分確認された客が地下へ降
りると、まず長い廊下が続く。

その両側には幾つものショウウィンドウが並んでいる。

ウィンドウの一つ一つにはドールが入れられている。

それぞれが男たちが喜びそうな各種の衣装を着せられ、その衣装に似合った姿勢をとらされて客たちの目に晒されている。

ウェデイングドレスを着せられて立っているドール、セーラー服と極端に短いスカートで椅子に座らされているドール、華やかな大振袖で横座りをさせられ太腿が見えるほど裾を捲り上げられてうつむくドール、短いメイド服で四つん這いにさせられパンテイを見せているドール、フランス人形のような豪華で可愛いドレス姿でソファに座らされているドール、等々10人ほどのドールが陳列されている。

この店のコンセプトは、「見て楽しむ」「触って楽しむ」「犯して楽しむ」だった。

このショウウィンドウは見世物にされたドール達を見て楽しむところだった。

田中は今およそ15人のドールを飼っているが、男の客に身体を弄ばれて疲れたドールを毎日店に出すわけに行かないので、1/3のドールは休ませているため、10人程が可愛い姿を客の好色な目に晒されていた。

客達は入ってくるとサロンと呼ばれるメインルームに行く前に、このショウウィンドウの前を通り、綺麗に或いは可愛く着飾らされて陳列されたドール達を鑑賞し、その夜もてあそびたいドールを選び、自分の会員カードをそのドールのウィンドウの前に設けられた箱に入れる。

店は完全予約制になっており、予約を受けた客の数と並べたドールの数は合っているので、客が皆違うドールを指定すればどの客にも希望のドールが提供される。

しかし大抵は人気のあるドールに何人かの客の指定が重なる事になる。

ドールの質(容姿、声、仕草、性感度等)により一夜の貸し出し価格が異なり、人気のドールは数十万単位の値段だったが、大金持ちばかりを選りすぐった客のこと、高価格をものともせず人気ドールに指定の重なる事が多かった。

指定が重なると、係の若い者がサロンで寛ぐ該当客の所を回って、定価を上回る価格で入
札して貰い、最高額を入れた客がそのドールを落札する事になった。

そして、落札できなかった客はあぶれたドール(客からの指定が無かったドール)を、定価以下の価格で手に入れることが出来た。

毎夜行なわれる持ち回り競売とも言える入札行事も、常連客の間で人気があった。
 
そうやってその夜のそれぞれの客毎に生贄になるドールが決まると、「触って楽しむ時間」
の始まりであった。

客の好みを予め聞いて、ウィンドウで飾られていた時のままの衣装で連れて来られるドールも居たし、別の衣装を着せられるドールも居た。

更にいっそう可愛さを強調した衣装の子も居れば、更に破廉恥で恥ずかしい衣装に替えられた子も居た。どの子も、大きな二人掛けの柔らかいソファで待っている客の所へ、首輪を付けられて連れて来られ、それぞれの客に首輪の紐が手渡された。

紐の付いた首輪が無くても逃げ出す事など出来る訳ではなかったが、常に紐の端が客の手に握られている事で、今夜は自分がこの客の持ち物にされてしまったという事をドールに認識させ、惨めな気持ちにさせる事に効果があった。

客は首輪の紐を持ったまま、ドールに対して男が女に対してすることを、性交以外は何でも
した。

抱き寄せて唇を吸い舌を差し入れ、可愛い衣装の上からノーブラの乳房を揉み、衣類の下に手を入れて直接乳首を刺激し、小さなパンテイの上からペニスを撫で回し、パンテイに手を入れてペニスを擦り、しごいた。

普通の男女の行為と違う所は、男(客)と女(ドール)の間に合意がなく、男の方に女を思い
やる意思が全く無い事だった。ドールは心の中では男に身体を触られる事に抵抗がありながら、されるままに従わざるを得ず、客は金を払って手に入れたドールの気持ちには関係なく、好きな時に好きなようにいじり回した。

更にドールにとって屈辱であったのは、お仕置きが怖くて仕方なく抱かれているにも拘らず、客に乳房を揉まれると快感を覚え、乳首を弄られると勃起し、ペニスへの玩弄で猛烈な快感に悶えさせられ、最後には自分の意思とは関係なく射精までさせられることだった。

更に恥ずかしく屈辱を覚えさせられるのは、女性言葉を使う事を強制され、それも出来るだけ可愛い声で女の子らしい話し方を強いられ、もっと耐え難いのは自分の乳房のことを「お乳」と言わされ、ペニスの事を「クリトリス」と言わされることだった。

ドール達はソファで客と二人だけで客にオモチャにされるだけとは限らなかった。

サロンの壁際には飲み物や軽食が用意され、ソファを立って客が其処へ歩いて行く時も首輪の紐を引かれ、客の気分次第で、立ったまま或いは歩きながら男の手による刺激を受けさせられる事もあった。

また、厳しい会員制であるが故に客同士が知り合いであるケースも多く、二人或いは三人
の客が談笑する事も多かった。

その談笑の間も男達の手はドールの身体を這い回る事を止めず、ドールにとっては、熱のこもった愛撫であろうと談笑の方に熱心な片手間の愛撫であっても、快感を強制される事には変わりなく、客たちが談笑している最中に射精させられパンテイを濡らすという光景も珍しくなかった。

時には、親しい客同士で相手の抱いているドールに手を出し合う事もあった。

そして相手のドールの乳房の柔らかい触り具合を褒め合い、相手の許可を得てペニスに触らせて貰い、そのぐにゃぐにゃの感触の良さ、触っている内に硬くなる様子、感度の良さや身悶えする様子を大袈裟に褒めあった。

そのやり取りがドール達を恥ずかしがらせ、辱める事になるのを楽しむのだった。

ドールが客に行かされて白い液を放出すると、係の者が直ぐに飛んで来て、ドールのパンテイを脱がせ、温かい濡れたお絞りでペニスを拭き、新しいパンテイを穿かせた。

この係の者もやはり女装の男でドールよりも身分の低いスレイブと呼ばれた。

このスレイブによってペニスを触られるのも、ドールにとって恥ずかしい事だった。

立ったまま、或いは男の膝の上で、或いはソファに寝かされて、ペニスを拭かれパンテイを穿き代えさせられる時、どのドールも恥ずかしさに俯き、それが又客を喜ばせるのだった。

サロンのあちこちでドール達がもてあそばれ、オモチャにされ、悶えさせられ、喘ぎ声上げさせられ、白濁液に汚れたドールのペニスを拭き清めてパンテイを代えるためにスレイブたちの動きが忙しくなると、そろそろ「犯して楽しむ」時間が近くなったことを示していた。

広いサロンを取り囲むように小さなドアが10余り並んでいる。

それぞれが個室になっていて、中には昔のアラブの王侯の寝室にあるような天蓋付きのベッドがあり、周りには白い薄布が垂らされ、寝床はふわふわと柔らかい身体が埋まりそうな光沢のあるサテンで、燃えるような赤だったり、鮮やかなピンクだったりして、ドール達が犯される場所にふさわしい艶めかしい雰囲気に溢れていた。

サロンで玩弄されるドールの喘ぎや悶えが最高潮に達し、中には余りの恥ずかしさと何度も襲う物凄い快感に、哀願やすすり泣きが聞こえてくる頃、ドールの首輪の紐を引いて個室に入って行く客が現われ始める。

そろそろドールを辱めるだけの面白さに飽きて、個室でドールを陵辱したくなった客達である。

そのまま個室にドールを引き立てて行く客も居るが、スレイブにドールを引き渡して一人で
個室に入る客も居た。

これは、これからドールを犯すという最大の楽しみを控えて、その楽しみを倍化させるため、ドールを着替えさせてくれという意思表示であった。

スレイブに引き渡されたドールは、別室で急いでお化粧直しをされ着替えさせられて、個室で待つ客の所に連れて行かれた。

大抵の場合は、男を喜ばせる事だけを考えた破廉恥極まりない恥ずかしいナイトウエアに
着替えさせられたが、中には客の指示で可憐なお嬢様風や可愛いお姫様風に飾り立てられるドールも居た。

可愛い衣装のまま陵辱するのが好きな客も居るのである。

着替えもさせずに個室へドールを連れて行くのは、早く犯したくて我慢が出来ない客か、ベ
ッドでドールを素ッ裸に剥いて犯したい客であった。

各個室の中では可愛いドール達が男の欲望を満足させるために、あらゆる事をさせられ、
あらゆる事をされていた。

サロンから引き続き身体の隅々まで触られ弄りまくられ、唇を吸われ、口の中を舌で愛撫される他、今度は客の身体を喜ばせるために身体を舐めさせられ、ペニスを握らされ撫でさせられ、口に含んでしゃぶらされた。客達はドールを傷つけるような事やドールが痛がるようなことさえしなければ、何をしても良い事になっていた。

それは、男と女が部屋の中ですることと変わりが無かったが、大いに違うのは、ドールの意
思は全く斟酌されず、男の側の好きなように陵辱が行なわれる点だった。

男性であるドールの感情としては、男女の交わりでは男性側は「抱く」「触る」「撫でる」「いじる」「入れる」「犯す」側だったが、ここでは「抱かれる」「触られる」「撫でられる」「弄られる」「犯される」側であることが、ドールに屈辱感をもたらした。

さらに客のこれらの行為が、不本意ながら自分の身体に猛烈な快感をもたらし、喘ぎ悶えさせられる事が、一層屈辱的だった。

客がドールのアナルを犯すのは一度とは限らなかったが、満足の行くまで犯すと帰って行く
場合もあれば、泊まっていく場合もあった。

相手の客が泊まっていく場合は、客が寝入るまでうつらうつらしながらドールの身体を撫で回し、その快感に又耐えなければならなかった。

「性感開発」調教が終わり、美奈子が店に出される日がやってきた。

調教前に「処女価格」と称して、特別な客に提供された事はあったが、正規の商品としてショウウィンドウに飾られるのは初めてであった。

田中でさえこれまで見たことも無いほどの可愛い美少女に仕上がった

美奈子は、この店でこれまで付けられた事の無い高い値段がつけられた。

−続くー

Zさんからいただきました。
どうもありがとうございました。


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