****ファンタジックストーリー****
(大人の童話) その
9


休日、社長秘書、組長秘書の繰り返しが何日か続いた。

殆ど女の体に変えられているとはいえ、元々変身願望も女装願望も無く、男性としての感覚はそのまま残っている美奈子にとっては、男に抱かれて身体を触られる事への嫌悪感は無くならなかったが、触られた時の余りの快感とその連続で、ともすれば身体の方が竜造の愛撫を待っている事があり、それが美奈子は悲しかった。

「美奈子ちゃん、あなたご主人様に可愛がられるのが嬉しくなって来たんじゃないの。」

ある時世話係が、勘の良さとこれまで何人ものペットを世話してきた経験から、ずばりと言い当てた。

「勿論、本当の女でも女装願望のある女でも尻込みするような、恥かしい衣装を着せられるのは嫌でしょうけど、身体の方は可愛がって頂く時の気持ち良さが忘れられなくなって来ている様ね。」

又こうも言った。

「だけど美奈子ちゃん、ご主人様の愛撫をせがんだり、嬉しそうにしちゃ駄目よ。

そりゃあ、ご主人様はあなたを感じさせて気持ち良がらせるのを見るのが楽しみなんだけど、頭では嫌がっていながら、身体は快感に反応してしまうというのがご主人様にとっては良いんだから。

もし美奈子ちゃんが嫌がらなくなったら、すぐに飽きられてお払い箱になっちゃうかもよ。」

世話係の口調は、美奈子に忠告しているのか嫌がらせを言っているのか分からなかった。

「お払い箱になったら、この境遇から抜け出せて嬉しいわなんて考えているんじゃないでしょうね。とんでもないわよ。あなたたちは男のオモチャになると言う境遇からは逃げ出せないの。お払い箱になると言うのは、あの女医さんの所に下取りとして売り戻されると言う事なの。そしてセカンドハンズオークションで又セリ売りされるの。いわば中古品の競売ね。あなたたちはもう人間じゃなくて男のオモチャとして取り引きされるのよ。」

絶望感に打たれた美奈子の顔を見ても世話係は平気だった。

「あなたはどう思っているか知らないけれど、美奈子ちゃんにとって今のご主人様に飼われる事はとっても幸せなのよ。

あなたたちペットを買う人はいずれにしろセックスの道具として買うのだから、大抵の人はペットにペニスをしゃぶらせたりアヌスを犯したりするのは当たり前ね。

ところが今のご主人様は少なくとも美奈子ちゃん達<ドール>には、そんな事させないでひたすら可愛がるだけでしょ。

飼い主によったら鞭でたたいたりする事もあるでしょうし、ペットを毎晩客に提供するのを商売にしている人も居るから、そんな人に買われたら、毎日違う男に抱かれて犯される事になるのよ。」

とにかく美奈子は男に抱かれる嫌悪感がすっかり消える事はなかったので、竜造に飽きられる事も無く、むしろますます竜造のお気に入りとして玩弄を受けながら数日が過ぎた。

ある日突然世話係から告げられた。

「明日はご主人様と外出よ。」

次の日は社長秘書にされる日であった。

「パーテイがあるの。例の女医さんが開くパーテイで、時々開かれるのよ。」

それは女医が改造美少女のオークションの常連客を相手に年に四、五回開くパーテイであった。

女医がお得意を繋ぎ止めておく為の懇親パーテイであったが、勿論会費をしっかりとって女医と暴力団の資金源にもなっていた。

客は改造美女のペットを連れてパーテイに出る事になっており、客同士がくつろぎ談笑し、それぞれが自分のペットを見せ合い自慢し合う会であった。

合間にショウが行われる事もあり、又パーテイ会場の隣室ではセカンドハンドペットの展示即売会も行われた。

美奈子は幼稚園児のような幼児服を着せられて、パーテイに連れて行かれた。

行きの自動車の中では、世話係が助手席に、美奈子は竜造の膝の上に、竜造の手は例によって美奈子のブラウスとスカートの中に突っ込まれていた。

地下の駐車場からパーテイ会場に上がるエレベーターの中で、もう一組の客と一緒になった。

竜造とは旧知の間柄らしくにこやかに旧交を温めていた。その間も竜造は前に立たせた美奈子の背後から回した手で、美奈子の乳房を揉んでいた。

相手の男は、お嬢様風の衣装を着せられた自分のペットの、スカートに手を入れその股間をまさぐっていた。

エレベーターを降りてパーテイ会場に行くには、もう一つの部屋を通らねばならなかった。

その部屋に入った所に「セカンドハンド(中古品)ペット展示即売会」と書かれた看板が立っていた。

竜造達がその部屋に入ると、中では壁際に沿って十人ほどの美少女が展示されていた。

どのペットの横にも「商品には自由に手を触れて下さい」と書かれてあった。

どの商品にも堪え難いような恥かしい衣装を着せてあった。

男の目を楽しませる事と、男が身体を触るのを容易にする事のみを目的とした衣装であった。

膝上2センチとしか言いようの無い超ミニドレス、乳房がむき出しになったドレス、シースルーのミニウエデイングドレス、スカートの前面だけが短かくスケスケパンテイの中の可愛いペニスが透けて見えるメイド服、布地を極端に節約したようなスケスケベビードールネグリジェと股間に穴の空いたパンテイ、等々。

看板の他に壁に張り紙がしてあり何か書かれてあった。

「買うお積もりの無い方でも、どうぞ自由にお触り下さい」

「商品のペットが嫌がったり抵抗したりしても、お気になさらず触って下さい」

「抵抗がひどくてお気に障るようでしたら係のものにお申し出ください。後程パーテイでお仕置きショーを行ないます」

「アナルファックとフェラチオはお買い上げになった後のお楽しみにして下さい。それ以外は商品に傷を付けない限り何をされても結構です」

「ペニスを触って行かせてしまった時はご連絡下さい。汚れたパンテイを穿き替えさせます」

商品のペット達はそれぞれ首輪を付けられて、壁際に置かれた一人用の小さなベッドに寝かされ、首輪に付けられた鎖がベッドの脚に繋がれていた。

鎖は非常に短いのでペット達は起き上がる事は出来なかった。

手は後ろ手に手錠が掛けられており客達が乳房に触るのを防ぐ事が出来ず、足は大きく開いた形でベッドの両側に垂らされてベッドの脚に固定され、客達が自由に股間を触れるようになっていた。

それぞれのベッドの横には小さな台が置かれ、その上には柔らかそうな刷毛、筆、バイブなどが置かれ、「自由にお使い下さい」と書かれた紙が貼ってあった。

各ベッドの横にはその台と並んで投票箱が置かれ、「最低価格ΟΟΟ万円」と書かれた紙が貼ってあった。

買う意思のある客は、最低価格以上の購入希望価格を記入して投票箱に入れ、最も高額の価格を入れた客がそのペットを入手できる仕組みであった。

ここに展示されているペット達の前の飼い主が彼女達を手放した理由は様々で、単に飽きたと言う理由もあれば、もっと良いペットを購入したので下取りに出したとか、個人的な経済事情でなくなく手放したと言う理由もあった。

従って、中古品とはいえそれぞれ女医の力作の美女揃いで、最も高い「最低価格」を付けられた子などは、美奈子ほどではないにしろ、目を見張るような美少女であった。

竜造達が展示室に入ると、中には既に先客達がいた。

部屋を素通りしてパーテイ会場へ急ぐもの、掘り出し物はないかと繋がれた商品を物色している者、自分の連れてきたペットをそっちのけにして展示のペットに触っている者と色々だった。

部屋のあちこちで客に触られたペット達の「あっ」とか「いやっ、ゆるしてっ」と言う声がしていた。本当に掘り出し物を探している者も多かったが、中には動けないペットを冷やかしで感じさせて楽しんでいる者もいた。

人目を引くような(最低価格の高い)美少女には客が群がり、何人もの客に身体中を絶え間無く触られ、何度も何度も行かされ、押し寄せる快感の連続と、男である自分が本当の女でさえ着ないようなあられもない衣装を着せられて、まったくの商品として扱われる事への屈辱で、泣き声を上げていた。

又余り人気の無い(最低価格の低い)ペットは、たまに通りすがりの客に触られて性感に火を付けられ、絶頂に達することなく客が行ってしまい、性感が納まった頃に又少し触られると言う事の繰り返しで、頭では屈辱感に苛まれながら身体は欲求不満となり、客の姿を見ると無意識の内に触って欲しそうに不自由な身体を客の方に摺り寄せる仕草をするのが哀れであった。

竜造は中古品には興味が無いらしく、美奈子と世話係を従えてさっさとパーテイ会場に通ずる入口を目指して歩いた。

しかし、一番奥まった所に展示されたペットに目を留めて立ち止まった。

「おっ、サヤカじゃないか。」

それは元竜造の<ドール>で、<スレイブ>に格下げされ、先日美奈子やエリが買われてきた為に下取りに出されたペットで、さすがに元竜造の<ドール>だっただけあって凄い美少女で、この部屋の中では最も高い最低価格が付けられていた。

一番の人気商品らしく三人の客に同時に身体を触られていた。

涙を浮かべて悶えていたサヤカも竜造に気付き、消え入りそうな声で「ご主人様」とつぶやいた。

サヤカの身体を楽しんでいた客達も元飼い主に遠慮してか、脇へ退いた。

「そうか、即売会で売り出されているのか。」

そういって竜造はベッドに縛り付けられたサヤカの乳房に片手を伸ばし、もう一方の手でスケスケの股割れパンテイから顔を出した小さなペニスを摘まんだ。

サヤカは不自由な形に拘束されているにも拘わらず、嬉しそうに胸と腰を竜造の方に突き出すようにした。

この羞恥心の無さと抵抗感の無さが竜造に飽きられた原因である事も知らぬ気に。

サヤカはすぐに達し、パンテイをべとべとにした。

「良い人に買ってもらえよ。」

そう言い捨てて竜造はパーテイ会場へ向かった。

会場の入口で係員が「ペットの着替え室はこちらでございます」と、美奈子と世話係を案内した。

美奈子が着せられたのは身体にぴったり張り付いたような白のロングドレスであった。首はタートルネックで、袖は手首までありその先の大きなフリルが手首を隠すほどだった。

裾は足首までの長さでとても細く、踵のとても高いハイヒールを履かされた事もあってよちよち歩きしか出来ないほどだった。

珍しく前面は肌の露出の少ない衣装ではあったが、世の中にこれほど薄い布地があったのかと言うくらい薄いシースルーで、しかもパンテイは穿かされず、全裸と変わらないくらい身体の隅々まで丸見えで、勿論可愛いペニスも完全に透けて見えた。

しかも、背面は背中全体とお尻の全体がむき出しになっていた。

スケスケの布地は伸縮自在で小股で歩く事は出来るが身体にぴったりくっついているのは、美奈子が衣装にこすれて歩くだけで感じてしまわない様にとの配慮だった。

ドレスの両脇の下と腰の両側には小さなスリットが入っており、ドレスの上からだけでなくスリットから手を入れて乳房やペニスを直接触る事も出来た。

むき出しの背中に垂らされたさらりとした長い髪には白い大きなリボンがつけられ、そのリボンが可愛い美奈子の顔を引き立てると同時に、ドレスのデザインの残酷さを目立たせ、痛々しさを強調していた。

その裸同然の姿で首輪を付けられ、世話係に首輪の鎖を引かれてパーテイ会場へ戻った。

会場の入口で待っていた竜造に鎖が手渡された。

竜造に鎖を曳かれ、片手で腰をギュッと抱かれながら会場に入った。

歩きながら美奈子を抱いた竜造の手が時々、何もかもが透けて見えるドレスの上から乳房を揉んだ。

そしてパンテイを穿かされていないむき出しのお尻を撫でられ、早くもやってきた快感のせいで美奈子は立ち止まり気味になった。

会場には人が一杯だった。

女医のペットオークションの顧客達がそれぞれ自慢のペットを連れており、ペットの世話係を連れている者もいた。

彼等は高級な食べ物が用意されたテーブルの間を縫って歩いた。

そしてオークションやパーテイで知り合った者同志がペットを見せ合って談笑していた。

「貴方のペットにちょっと触らせてもらえませんか」

とか、

「ぜひうちのペットに触ってみて下さい」

と言う会話が会場のあちこちで交わされていた。

ペット達はみんなあられもない衣装を着せられ、会場を歩かされるだけで衣装のこすれで感じ、飼い主の歩きながらの愛撫で感じさせられ、飼い主の知り合いとのペットの触り合いで感じさせられ、恥辱と屈辱と快感に苛まれていた。

どのペット達も女医の改造技術の力作揃いで美しく可愛かったが、美奈子の可憐さと美しさは群を抜いて目立っていた。

加えて竜造の顔の広さもあって、竜造の前には話しかけようとする相手が途切れる事はなかった。

そしてあわよくば可愛い美奈子に触れるという僥倖にありつこうとした。

竜造は若干不機嫌だった。

世話係が美奈子の耳に囁いた。

「ご主人様は美奈子ちゃんを他人に触らせたくないご様子ね。誰かが貴方に触る度に不機嫌になっていくわ。余程美奈子ちゃんが可愛いのね。いつもこのパーテイを楽しみにしておられるのに、今日は美奈子ちゃんを連れてきた事を後悔しておられるかも。」

続く

Zさんからいただきました。美奈子はどんどん
飼育されて素直に感じて、何度も何度もいっちゃうようになっちゃうんですね。
続きを待ってますね。ありがとうございました。


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