****奴隷契約書 8****


一流料亭、『空蝉』。

多くの有名人や著名人が利用する料亭。

料理の確かさもあるが、入る前に入念なチェックがされる。

カセットテープやカメラの持込を禁止している料亭で、それが、著名人や有名人が安心して入れる場所として、利用されている。

女将の佳代子も、口の堅い、真面目な人間だけを、働かせて、料亭内での内部での出来事を、決して外に洩らさないようにしている。

…そして、彼女自身も、世間に知られては困る事を料亭内でしている。
料亭の中庭から奥に進むと、大きな蔵がある。

その中は、特別に選ばれた人間のみが入れる場所であり、この内部の秘密がばれる時、日本のマスコミ達は飛びつくであろう。

選ばれた美しき女装者達を奴隷にして、拷問出来る場所として、利用している。

そして、今夜も、無理矢理選ばれた女装奴隷が、拷問に掛けられる時間が近付いてきた。

  ※

鴻野夫妻は、東南アジアでも有数の宝石商を経営する四〇代前半の夫婦である。

鴻野聡志は、色黒の紳士的な態度と姿勢を崩さず、口調も紳士的ではあるが、それが帰って、聡志の隙のない狡猾さを浮き上がらせている。

この、『空蝉』の秘密裏で使われる拷問室の中で、お客様用のソファに座り、ワインを飲んでいる。

傍では、少し肥満気味だが、豊満とも見えなくも無い彼の妻、慶子夫人が、落ち着きのないソワソワした態度でいた。

その夫人を見て、某一流大学の医学教授である初老の真田教授は、静かな声で笑いながら、
「夫人。今夜の貴女は、本当に落ち着きがないですな」

「でもね、愛しの美奈子さんが、この『薔薇園倶楽部』の奴隷になったと聞いて、私、本当に嬉しいのよ」

まるで、憧れのアイドルに会う女子高生のような顔をして、慶子夫人は嬉しそうに笑った。

「ほう、そんなに美奈子って奴隷はいいのかね?」

すると、聡志の方が、肩をすくめながら、

「私と妻がね、ホームページを見ている時に、美奈子の部屋を見つけましてね。…いやいや、本当に可愛らしいオカマちゃんですよ。この私も一度徹底的に、拷問してやりたく思っていましてね」

「ほう、鴻野さんがそう言うからには、さぞかし可愛らしい美少女なんでしょうな」

すると他のお客の三人も、会話に加わってきた。

一流ファッションデザイナーで活躍する才色兼備の美女、望月菜緒美。

某総合企業の若きオーナーである、坂崎良哉。

そして、40近い年齢ながら、未だに若い肉体を持ち、女盛りの色香を持つ女優、秋岡由紀子。

それぞれが、すでに互いの正体を知っている。

ここまで、犯罪的な行為を行なわれる場所なら、お互いの名前を知っておく方が安全である。

自分達の権力や特権を守るのに必死な彼等は、自分達のイメージを落とさない為にも、お互いを知り、お互いを看視しあい、見張りながら、選ばれた者のみが楽しめる、美しき女装奴隷に拷問を与えれるのだ。

「美奈子なら知っているわ。私も、そのホームページをのぞいていたもの」

菜緒美が言うと、女優の由紀子が、
「ええ、裸で首輪の写真を見たわ。とても男の子とは思えない柔らかそうで、丸みのある身体をしているの」 

「ああ、本当に女みたいな身体をしている。そして柔らかい肌。…あの純白の肌に、竹刀で叩きのめしたい」

坂崎である。

六人が、六人とも、拷問マニアであり、それぞれの好みの拷問を、美奈子に味合わせる事を、今から楽しみにしている。

彼等は、共通した屈折した性癖は、自分達が選ばれた存在だと言う自意識から生まれた。

汗水流して、セコイ金を稼ぎ、セコイ生活をする人間など、見下して当然であり、その見下した人間の中で美貌を所有する者がいれば、選ばれた人間に尽くすのが当然だと思っているのだ。

六人はこの蔵の中にある拷問道具を見つめる。

壁にある十字架、X字やY字、大の字の磔台。自分達の前の前にある、産婦人科の開脚椅子や三角木馬。天井からは鎖や縄があり、宙吊り道具もそろっている。

そして、近くの大きなテーブルには、数々の拷問道具が揃っている。

それらを使っての拷問。…考えるだけで、六人は興奮する。

その時、蔵の中で音楽が流れる。その曲は、鬼束ちひろの『月光』であった。

六人は蔵の入り口の大きな門を見る。

すると、和服を着た佳代子が、鎖を手に、後手に手首にフィットした白銀の枷同士の輪に繋ぎ、同じく首全体にフィットした咽喉元に大きな琥珀と、輪の付いた装飾品に近い首輪に繋がれたベリーダンサーを引っ張ってやってきた。

額や胸元、太腿、腕、手首や足首にもそれぞれの高価な装飾品で飾られ、エキゾチックに顔を化粧された美少女が、愁いと沈んだ表情をして、ふくよかな唇を半開きにして、紅潮している。

「ああ、美奈子…美奈子さんよ!」

鴻野夫人が思わず、大声を出し、口元を押え、思わず美奈子に近付く。

「ああ、私は夢を見ているのかしら?美奈子さんが、縛られているなんて!」

狂喜に近い声で、ベリーダンサー姿で後手に繋がれ、首輪で鎖に繋がれた美奈子を狂喜乱舞しながら見ている。

鴻野聡志は、苦笑しながら、妻の慶子の両肩を掴み、戻す。

「すいませんね。私の妻は美奈子の大ファンでしてね」

恥かしそうに紅潮し、俯いている美奈子に慶子は嬉しそうに、
「美奈子さん。私ね。あなたのファン倶楽部に入っていたのよ。ネームは、有閑夫人でね」
その名前に美奈子は覚えがあった。

よく、メールが届く相手で、自分と会って、鞭や蝋燭から始まって、とことん拷問プレイを楽しんでみたいと殆ど同じ事を書いている相手だ。

その慶子が涙目で、美奈子の前で膝を付いて座り、美奈子の顔を覗き込む。

「ああ、私嬉しいわ。今夜、とうとう美奈子さんを好き勝手に拷問出来るなんて」

「まあまあ、夫人。夜は長いのですから、今からそんなにテンションが高いと持ちませんわ」

その中、坂崎が美奈子のベリーダンサー姿に、思わず見惚れながら呟いた。

「…佳代子さん。…本当に男なんですか?美女を使って、俺たちをからかっているんじゃ…」

佳代子は、含み笑いをする。淫猥で、残忍な笑みである。

「私も、最初見た時、そう思いましたわ。でも、正真正銘の、可愛い可愛い淫乱な男の子です」

美奈子は怯えていた。六人の屈折した人間達の眼光は、自分の今のダンサー姿に食いつくように見られているのを、肌でひしひしと感じている。

その視線が、美奈子の肌を刺激し、全身を犯す様に感じられ、今にも腰の力が抜け、倒れこみそうであった。

坂崎が、美奈子に近付き、美奈子の顎に手をやり、強引に顔を自分に向ける。

怯える美奈子を見ながら、鋭い猛禽の眼光を光らせる。

「ほう、胸があるように見えたが、錯覚か…」

「ホホホホッ、私なんか、胸があるように見えるがね」

「女と見間違えるような顔をしているから、そう見えるのよ。…凄い上玉ね」
教授と菜緒美である。

「そうでしょ、間違いなく貴方達、選ばれた人間達の肉玩具になる為に生まれた可愛い男の子…いや、可愛い女の子でしょう。今まで自分勝手に生きてきたけど、本来の生きる目的である、選ばれた人間達の奴隷になる事を思い出し、今は、『薔薇園倶楽部』の奴隷として、働いているのよ。ねえ、美奈子」

意地悪な言葉に、思わず美奈子は涙ぐむ。

その涙ぐむ表情に、佳代子も含め、七人が思わず、息を呑んだ。

あまりの美しい顔と、露出の多いベリーダンサーの姿ながらも、本当に身体のラインといい、肌といい、エキゾチックな美女にしか見えない、正真正銘の美貌のダンサー。

その美貌は、男女の性を超越した、特殊な美しさであり、思わず見惚れ、崇拝しかねない美しさであり、思わず全員が姿勢を正し、その気高き美女を守らねばならないと思った。

…が、そんな美女で有れば有るほど、被虐と快楽の底なし沼に叩き込む価値がある。
それが七人の共通した想いであった。

腰布から覗く、白い太腿や細い腰、ふくよかな唇を犯したい気分を皆は押え、佳代子は、
「さあ、美奈子。挨拶をしなさい」

佳代子の言葉に、朱美の様な愛情はない。

ただ、美奈子を、金を稼ぐ娼婦としか思っていない口調だ。

先ほど、朱美、柴田、大塚の三人と一緒に叩き込まれた口上を言わなければならない。

最初は、あまりの恥かしい台詞に言えませんと反論したが、佳代子に腹を殴られる。

佳代子は、完全なサディストである。朱美もサディストだが、美奈子に屈折しているとはいえ、性的快楽を与えているのだが、佳代子にそれはない。

ただ、相手に、辞書的な意味での、『暴力』を好むのだ。

殴られ、張り手で頬を叩かれ続け、美奈子は口上を覚えさせられ、今、それを言う時が来た。

「…『薔薇園倶楽部』の淫乱女装奴隷、美奈子です。今夜は、……今まで、皆様の奴隷として生きなくてはいけないのに、勝手に、同じ卑しい身分の人達と、遊び、身体を許していた事を御詫びし、今までの美奈子を戒めるために、…拷問を受ける事を…、………ました」

「聞こえないよ!大きな声で!」

佳代子が美奈子の頬を張り手で叩く。

「…今までの…美奈子を戒めるために、拷問を…受ける事を、…決意しました」
言葉の語尾に嗚咽が続く。

「そうよ、美奈子。貴女の身体は、卑しい人間にはもったいないの。貴女の美肉は、頂点に立つ選ばれた人間だけのものなのよ!選ばれたエリート達だけが、貴女を犯し、快楽を与えられるのよ!今までのHP見たいに、その日だけの生活しか出来ない、蟻みたいな人間達に、この身体を許すなんて、宝石を溝に捨てる行為だね!」

佳代子はそう言って、美奈子を壁の方へ首輪の鎖を引っ張り連れて行く。

「さあ、今まで卑しい人間に抱かれた、貴女の身体に染み付いた臭い匂いと、汚らわしい汗を取らないとね。まずは、貴女のその間違った態度を改めるために、竹刀での叩き責めだよ」

  ※

不気味で、冷たい金属音が、蔵内に響く。

天井にある、モーターが鳴り響き、鎖を巻き上げる。

蔵の中央で、両手のブレスレットの輪に鎖を通され、今、美奈子は両手を上に吊るされていく。

腕が上に上がる度に、美奈子は吐息を洩らし、宙に身体が浮いた時、手首と肩に体重がかかり、痛みが走る。

足首も、鎖で閉じたまま縛られ、哀れなベリーダンサーは、宙に吊るされ、無防備な姿を晒した。

「もう、イヤらしい声出してるね。まあ、これからこの助平そうな姿態に竹刀で叩かれるもの。虐められて喜ぶ変態な美奈子には、嬉しくて、嬉しくて仕方ないよねぇ」

「い、嫌です。そんな痛い真似、しないで下さい」

「そうそう、そうやって嫌がらないと駄目よ」

大げさに笑い、竹刀を持った三人の女性が嬉しそうに美奈子の吊るされた身体の周囲を囲む。

慶子夫人、菜緒美、由紀子の三人は、それぞれの高価な衣装を身にまとった体内から、サディズムな気を放ちながら、両手を吊るされ、その女性のラインとしか思えぬプロポーションをマジマジと見ている。

「まずは、レディ・ファースト。三人の淑女、貴婦人が、美奈子を叩きのめしてくれるのよ」

佳代子は苦笑し、慶子夫人が竹刀の尖端で、美奈子の腋から太腿のラインをなぞるように滑らせる。

「い、いや…」

美奈子はその竹刀の感触に怯える。

「美奈子。香港が中国に支配された頃にね、『文化棒』ってあったのをご存知かしら?」

佳代子が説明する中、由紀子も竹刀の尖端を、美奈子の股間に当て、強く押す。ビキニの隙間から、竹刀が強くねじれながら押えてくるので、美奈子は吊るされた姿態をばたつかせる。

「英国人がね、知能も文化も劣ると決め付けた中国人を、文化的にするには、文明人である英国人が、文化棒と呼ばれるステッキで、中国人を叩く事によって、中国人が文明人になると考え、支配されたと同時に中国人は英国人にステッキで叩かれまくったのよ。もちろんそれを英国人は、中国人を文明人にするための義務として、中国人の意思に関係なくね」

佳代子の説明の後に、菜緒美が、美奈子のうなじから背中へ、そして御尻へと竹刀を軽く滑らせた。

「それと同様、美奈子がエリート奴隷になるには、エリートの彼女達に叩かれる事によって、なれるのよ」

「そうそう、今まで卑しい 人間に身体を許していたから、卑しい匂いと身体になってるのよ」

菜緒美がそう言い、慶子が興奮しながら、

「そうよ、これから美奈子さんを、高貴な奴隷にしてあげるね」

刹那!甲高い肉を叩く激しい音と同時に、美奈子は悲鳴をあげた。

由紀子が美奈子の背中に竹刀を叩きつけたのだ。

美奈子の臀部を竹刀で撫でていた慶子夫人も、今までの溜めていた欲情を一気に放つように臀部に竹刀で叩きつけた。

美奈子の臀部が波打ち、激痛が走る。腋の辺りを擦っていた菜緒美も、腰に竹刀を叩きつけた。

「ああぁ!」

痛い。激痛が美奈子の全身に走る。

しかも三人は、猫がネズミを甚振るようにしている。

そう、連続して叩くのではなく、竹刀で肌を撫でながら、間を大きく開けて叩くのだ。

叩かれる度に、美奈子のエキゾチックなダンサー姿の姿態は、仰け反り、宙で苦しそうにもがく。

両手を吊るされ、美奈子を吊るす鎖がすれ違い、耳障りな甲高い音を立てる。

その三人の女に竹刀で叩かれる美奈子を見て、残る三人の男は満足そうに見ながら、ソファに座り、ブランデーをノン飲んでいる。

胸元、御腹、背中、太腿、股間等を竹刀で叩かれ、真剣に苦しむ美奈子。

そのうち、慶子夫人が、竹刀で美奈子の腰布にかけ、上にあげ、股間のビキニをさらけ出す。

まるで、スカートめくりをしているようで、美奈子もスカートめくりされた女子高生の気持ちを味わい、苦痛の中で、恥じらいを見せる。

その瞬間、菜緒美が、美奈子の官能的な色香を放つ内太腿に竹刀で叩いた。

「痛い!」

その痛みが引いてきた時に、別の竹刀が、腋に叩きつけられ、その痛みが消え去る時に、臀部を…。

美奈子は、地獄を味わっていた。
今までの相手は、苦痛を与えられたが、まだ性的快楽も嫌々ながらも与えてくれた。だから、娼婦まがいの状況でも、その性的快楽に逃げる事で、屈辱を和らげた。 

だが、今の彼等は、性的苦痛は与えない。徹底した虐待であった。

全身に激痛の痛みが残り、肌に痣が浮かび上がり、あまりの苦痛に、美奈子はとうとう泣きながら許しを乞うた。

すると、汗まみれの三人の女が、竹刀で叩くのを止め、佳代子に次の拷問を始めようと言う。

「それはそれは、ご自由に。今夜は、美奈子を買ったのは貴方達六人ですから、今夜は美奈子を自由に出来るのです。エリートのあなた達だけが、本格拷問プレイを楽しめるのです。…当然、奴隷も一級品で、遊びではなく、本当に痛めつけれるのです」

その説明に六人は笑い、六人で吊るされた美奈子を見ながら、次は何をしようかと相談に入った。

美奈子を吊るしていたフックが降り、今の美奈子は脚を崩して、腰を降ろせる状態であったが、両手はまだ上に吊るされ、力を無くした状態で、うなだれている。

その周囲で、六人の人間は、高級な酒や、煙草を嗜好しながら、もうひとつの美奈子と言う最高の嗜好品をこれからどうしようかの話をしていた。

その中で、慶子夫人だけが、酔いと美奈子の姿態の美しさのふたつに頬を紅潮させながら、美奈子に近付き、美奈子の背後に回った。

他の五人は、夫人の悪い癖が始まったと思いながら、慶子の行なう行為に期待もし、両手の自由の効かない美奈子の背後から、美奈子をねちっこく抱き、舌を美奈子の項に滑らせ、恍惚の表情をして、美奈子を可愛がる。

「アア…い…嫌。…やめて…」

美奈子は小さな声で、哀願する。

先ほど竹刀で叩かれ、痛みの残る肢体を、慶子は本能剥き出しのまま、ナメクジの様に美奈子の肌に、真っ赤な舌を這わせる。

また背中から軟体動物がしがみついた様な感触が走り、美奈子は肢体をくねらせ、必死に振りほどこうとするが、慶子は小太りだが、豊満な肉体を美奈子に接触させたまま、恍惚の表情で、
「ねえ、私はずっと美奈子のファンだったのよ。会員でもあるのよ。だからいいでょう。悪い様にはしないからさ」

背後から美奈子の首を強引に曲げ、強引に唇を奪い、抵抗する美奈子にさらに欲情し、左手で美奈子の股間に手をやり、萎え切っているそれを掴む。

「…アァ…」

周囲の人間は苦笑し、各々会話する。

「熟女に犯されるベリーダンサーですか…」

「私の妻は、本当に美奈子のファンでしてね。美奈子にメールを送る時も、恋文を送る女子高生みたいでしたよ」

「はは、若い夫人ですね」

「でも、分かるわ。」

その中、半分吊るされた美奈子を愛撫続ける慶子は、美奈子の怯えて萎縮したそれを触りながら。

「ああ、夢見たい。…美奈子を吊るして叩け、…可愛い美奈子のオチ×チンも触れるなんて…私は夢を見ているのかしら…」

夫人は天国にいる気分になり、恍惚の表情で美奈子の肌を舐めまくり、嫌がる美奈子を快楽に強引に引きずり込む。

「本当に可愛いわ。ねえ、美奈子。私達夫婦の専属奴隷になりなさいよ。そうすれば、洋服も下着も買い放題なのよ」

「おいおい、専属奴隷はオークションで決まるのだろう?それに朱美様が決める事だ」

真田教授笑いながら、陵辱されている美奈子に近付き、美奈子の鉄製のビキニを見て、 
「…簡単に外れるようだな。どうだね、皆。やはり磔をしないと、面白くないとは思わないか?」

「…磔ねえ」

菜緒美が、口元に怪しい笑みを浮かべると、他の皆も頷く。

ただ、一人、慶子夫人だけが、麻薬でハイになった、中毒者の様な表情で美奈子の肢体を抱き寄せていた。

  ※

壁には、十字架とX字の磔台がある。

他にもY字もあり、磔といっても、色々なバリエーションが楽しめるようになっている。

美奈子は、その中の十字架に鴻野と坂崎の手によって無理矢理十字架にあてがわれる。

見せしめの為の、磔台である以上、やや高めにあり、十字架の根元には、生贄の背丈に合わせて、脚台が調節出来る様になっている。

美奈子の身長だと、脚は床より六〇センチ上に置かれ、足首をそろえられ、鎖でつながれる。

両手も、大きく広げられ、十字架の形に伸ばされ、手首を鎖でがっちりと檜で出来た十字架に固定され、首も、首全体に覆われた白銀のフィットした首輪の咽喉にある輪環に細い銀製の鎖で繋がれ、十字架に固定される。

五つの首に鎖で強く固定され、高台に立たされ十字架に磔にされた美奈子。

六人の男女は、思わず、ベリーダンサー姿で、十字架に固定された美奈子に見惚れてしまう。

まるで、至高神か、悪魔王の生贄に選ばれた様な美しき生贄。

だが、どんな傲慢な至高神でも、どんな貪欲な悪魔王でも、この美奈子が生贄なら、世界の王にでも、不老不死でも、最高の富も与えてくれるだろう。 

六人は、誰もがそう思った。

だが、そんな美奈子を自分達の手で自由に出来る。…そう、自分達は至高神や悪魔王に匹敵する人物なのだ。

六人の眼差しが妖しく輝き、まるで美女の肢体と肌にしか見えない美奈子の極上の姿を見る。その眼差しだけで、美奈子は怯え、震えている。

六人の眼差しは、それだけで美奈子を犯し、辱め、陵辱している。特に鴻野の眼差しはそれだけで、官能を与え、見ているだけで、磔にされた生贄を、射精させた事もある。

その鋭い眼差しが美奈子の腰に向けられる。それだけで美奈子は腰が砕け、力を奪われる。

由紀子がみんなの前に進み出て、美奈子の腰に付けられたビキニと腰布に手をかける。

「さあ、皆でいよいよ、美奈子の可愛いい股間を見せてもらいましょう」

「ねえ、早く取ってやりましょうよ。私、早く美奈子のオチ×チン見てみたいのよ」「私もです。医学的に興味ありますね。

こんな可愛い女の子が、どんなオチ×チンもっているのか?」「アスパラ見たいに可愛いんだろう。マヨネーズかけて食いたくなるほどに可愛いと思うが」

それぞれの悪魔達の意見が耳に入り、全身をガタガタ震わせる美奈子。

突如、紳士的な真田教授が、先ほどまで美奈子の白皙の肌に叩きつけていた竹刀を手にして近付く。 

その間に、由紀子が、美奈子の細い腰のラインを撫でながらクスリと笑う。

「本当に美奈子のお尻や腰って、女の子みたいね。美奈子のお尻を見て、オカマ掘ってみたいと思う男って多いんじゃないの?」

「いや、私は思うだけでなく、したいね」

「全くだ。俺も美奈子のケツに、ぶち込みたいぞ」

鴻野と坂崎が続けて、哄笑すると、竹刀を持った初老の紳士の真田教授も左手で自分の股間を押え、「全くです。私の息子も、一〇年ぶりに激しく膨張してますよ」 

すると菜緒美が皆に言う。

「それじゃあ、後で男の三人が、美奈子のオカマを連続して掘ってあげなさいよ。私達女は、美奈子の前を味わってみるわ」

なるほど、前から後ろから同時に犯すわけだな。それは面白そうだ」

「鴻野夫妻。私と菜緒美。坂崎と由紀子さんのペアで連続してやりましょうか」

「ああ、まずは」 

その悪魔の提案に怯えながら、腰を愛撫する由紀子が美奈子のビキニに手をやる。

鉄製のビキニだが、それを腰に止めているのは、バタフライと同じく、両腰に繋がれている細い鎖である。

その細い鎖を由紀子は解き、腰のビキニを外した。

鉄製のひんやりした感触が、美奈子の腰から抜け、まとわり付いていた腰布も外され、今、美奈子の下半身は剥き出しになり、怯えて縮まった性器を剥き出しにし、六人にさらけ出す。

「ははは、私の思っていた通り、アスパラみたいだな」「いやいや、本当に可愛らしい。でも、大きくしないと生贄とは言えませんな」「そうね。教授」

すると、教授は竹刀の尖端を美奈子の股間に力強く押し当てる。

「ウッ!」

美奈子は呻いた。

性器を体内に無理矢理押し込まれるように当てられ、苦しそうにもがく。

「さあ、可愛い生贄さん。皆に可愛い喘ぎ声を聞かせるんだよ」

教授は笑いながら、竹刀を回転させながら、磔姿の美奈子の股間に竹刀を押し当てる。

「さあ、生贄ショーはこれからだ」

紳士的な初老の男は、嬉しそうに呟き、他の五人を見た。

他の五人も、それぞれの手に、拷問道具を手に、十字架に磔られた生贄に近付いてきた。
 
( 続く )

またまたbaさんからいただきました。
磔って美奈子大好きです。磔にされてたくさんの方の生贄にされて
見たいです。それがこのお話みたいなところだったらいいですね。
ありがとうございました。


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