****奴隷契約書****


美奈子は抵抗するが、既に亀甲縛りにされ、大型トラックの閉鎖型の荷台に乗せられている。

トラックは揺れながら美奈子を運ぶ。

中には僅かな電球の光が、荷台を照らしている。

純白のミニのワンピースの姿のまま亀甲縛りにされ、猿轡をつけられた美奈子は怯えながらも周囲を見渡す。

荷台の運転席側に、固定されたこの空間には不似合いな豪華な椅子があり、そこには僅かな光に鈍く光る光沢のある黒革のボンテージ姿の女性がいた。

長い脚を組みながら、美奈子を見下すように笑いながら見ている。

ストレートの黒髪は、黒革の鎧の様なボンテージの革の様に輝いているが、その輝きは、この若い冷徹な美貌の女性の瞳と同じく、鉄の様な冷たさを感じる。

スタイルもよく、女の色香漂うが、凶器に近い色香であり、その豊満で、鍛えられた肉付きの良い肉体も、凶器に近い官能を放っている。

その女の横には、黒服の大型の猫科の肉食獣を思わせる様な体格の男と、同じく黒服の、大蛇の様に長くて力強い太さの身体をした男が、サングラスごしに、緊縛され、転がされた美奈子を無表情で見ている。

美奈子の両脚も、足首できつく縄で縛られており、美奈子は動けない状態だ。

その美奈子の周囲に三人のラフな姿の若者がいた。

高校生くらいだが、目に真剣さはなく、常識を知りそうもない目をしたまま、美奈子を見ている。

あきらかに好色そうな目で、今にも飛びつき美奈子を犯そうとしている目であり、美奈子は怯え、芋虫の様に這いながら彼らから逃れようとする。

髪の毛を赤く染めた男が、耳と鼻に着けたリングを鈍く光らせながら、美奈子の後手に縛られている腕を掴み、強引に立たせた。

スキンヘッドの異常に痩せた少年と、異様に黒く焼けた肌の痛みまくった茶髪の髪の少年が、美奈子の緊縛された両端に立ち、美しき女装者を掴み、女の前まで引っ張られていく。

この高校生らしき少年達は、美奈子をいやらしく見ながら、片手で美奈子を掴みながら、残った片手で美奈子の肢体を蛇が這いまわる様に愛撫している。

その愛撫に気色悪さを覚え、美奈子は震え、腰の力が抜けていくのを感じる。

目の前の三人は、理性的な目と態度を崩さないが、それが余計に美奈子を怯えさせる。

今、美奈子をいやらしく愛撫する少年達は狂犬である。

だが、目の前の黒服の男二人と、ボンテージ姿の攻撃的な美貌の美女は、闘犬である。

静かに噛み付くチャンスを待っているようだ。

「お止め」

静かな口調で、攻撃的な美女が呟くと、少年達は、突然、真剣さのない卑下た笑みで美奈子を弄っていたのだが、突然震え上がり、美奈子をこけないように押さえつけるだけに専念した。

凶器に近い笑みを浮かべ、女は大蛇の様な黒服の男に目で合図を送ると、男は頷き、三人の少年達に、下がる様に合図し、少年達が下がると、男は美奈子を背後からがっちりと羽交い絞めにして、女の前に膝まつかせた。

その力はまさしく大蛇に締め付けられた様な圧迫感を感じながらも、目の前にある、美女の真紅のハイヒールに目をやった時、大蛇の様な男は、美奈子の猿轡を取ってやった。

それと、同時に美奈子の髪を乱暴に掴み、女の方に顔を向けさす。

女は笑っている。

「美しいわね。…とても男の子に思えないわ」

色香が攻撃的なら、笑い声も攻撃的である。

「…合格よ。私の経営する、『薔薇園倶楽部』の一員にしてあげるわ」

美奈子は、一方的に決め付ける女を見ながら、恐る恐る声を出す。

「…貴女は、…誰なんですか?私をどうするつもりですか?」

「私は、女王様。これから可愛い可愛い美奈子ちゃんを、私の経営する倶楽部の奴隷スターにする女王様よ」

ハイヒールの先で、美奈子の形の良い顎を上げさせ、

「『薔薇園倶楽部』はね、女装の似合う奴隷を売る地下倶楽部なの。

会員性の倶楽部で、お客様は、その倶楽部の地下ショーを見たり、女装奴隷を買って、抱いたり調教したりするの」

その台詞に美奈子は怯えた。

「そうよ、美奈子ちゃんならスター間違いなし。倶楽部の看板になるわよ」

女王様は、クスリと笑い、美奈子を押さえつける男に再び目で合図を送ると、男は無理矢理、美奈子を立たせて、後手に縛られた手に新たな縄を通した。

そして上から吊り下げられたフックを下げ、その縄をフックにかけて、美奈子を吊るした。

「あっ…」

縛られた腕に縄が食い込み、痛みが走り、美奈子は眉間に皺を寄せ、痛みに耐えようとする。

爪先で立てるか立てないかまで吊るされた時、女王様は楽しげに呟いた。

「倶楽部の奴隷になれば、ステージは一回につき、五万円。女の客を相手にすると、五万円。男の客だと10万円支払うわよ、悪くないでしょう、美奈子ちゃん?」

「…い、嫌です。私は遊びで楽しんでいるだけ…あ!」

拒否しながら叫び出したが、大蛇の様な黒服の男が、美奈子のミニのワンピースのスカートに両手を入れ、腰のり両方のショーツの紐を掴み、一気に降ろした。

後方の少年達が喜びの奇声を上げる。

黒服の男は、ショーツの横の紐を外し、ショーツを奪い、丸める。

そして美奈子のふくよかな唇を無理矢理こじ開け、中に詰め込み、ガムテープで口をふさいだ。

「ングッ、ムンムムムン!」

美奈子は首を振るが、男は気にせず、美奈子の足首を縛った縄に新しい縄を通した。もう一人の大型の猫科の肉食獣の様な肉体の黒服の男もやってきて、美奈子の細い腰を押えだした。

そして、大蛇の男は、新しく縛った縄を美奈子の背中の方に上げた。

美奈子は逆海老に身体を反らされるが、猫科の男が、美奈子の肢体を水平に持ち上げる。

そのまま大蛇の男が足首の縄を引っ張りよせ、後手を吊るしたフックにかけた。

これにより美奈子は、逆海老に縛られた状態で吊るされたのだ。

しかも、ショーツは奪われ、ミニスカートは後方の少年達に向けられ、剥き出しの股間は、彼等の目に入り、再び奇声を上げた。

あまりの屈辱と恥かしさに、美奈子は紅潮する。

だが、地獄はこれからであった。

突如、二人の黒服の男が、フックで後手に縛られた腕と、逆海老に吊るされた美奈子の身体を時計方向に回したのだ。 

「ンンムムンッ!」

瞳を大きくして驚く美奈子。

だが、その瞳には、満身の笑みを浮かべる女王様と、無表情で美奈子をフックを支点に回す黒服の男達と、これから行われる調教に期待する卑下た笑みの高校生達が次々と映る。

美奈子の身体は一〇回程回され、二人の男に固定された。

今の美奈子の目は、女王様の方向に向いている。

女王様は気品と残虐性を秘めた笑みを浮かべ、

「次は、良い返事を聞かせてね、美奈子ちゃん」

それと同時に、黒服の男達が、手を離した。

すると、ゆっくりと美奈子の逆海老に吊るされた肢体は、反時計回りに回ってく。

二回転、三回転と、回転数が上がっていくうちに、回るスピードも速くなり、遠心力が働き、美奈子の柔肌に喰い込む縄が大蛇の様に締め付け、肉食獣の牙の様に柔肌に噛み付いた。

その激痛と、回転による方向感覚の低下が、より美奈子を苦しめた。

やがて、回転は遅くなり、止まった。だが、勢いがついていたため、今度は三回転多めに回っており、時計方向に回り始めた。

ようやくとまった時、美奈子の肌は、縄によって痛めつけられ、骨や筋肉もきしみ出し、限界を訴えている。

ガムテープを剥がされ、口の中に入れられたショーツは自分の唾液でグショグショに濡れている。

「どう、美奈子ちゃん、奴隷スターになる?」

限界だったが、美奈子は拒否した。

「そう、この拷問、よっぽど気にいたのね」

二回目が始まった。


ついに美奈子は屈服した。

「そう、嬉しいわ。でも、二回も断わった罰は受けてもらうわよ」

女王様が、少年達に笑顔で言う。

「君達、美奈子ちゃんをさらってきてくれた御褒美よ。今から美奈子ちゃんを好きにしていいわよ」

少年達が喜び、我先に、縄を解かれ、床に転がり縄から開放された美奈子に飛びついた。

二人の黒服の男達は、カメラとハンディカムのビデオを手にして、目の前の倒錯と妖しげな肉の塊を撮影しはじめた。

美奈子は再び両手を前で縛られ、下半身裸で立っているスキンヘッドの少年の股間にふくよかな唇を無理矢理開けられ、しゃぶらされていて、美奈子のワンピースの服を腰まで上げ、美奈子の股間を音を立てしゃぶりつくす、痛んだ茶髪の黒い肌の少年。

そして、美奈子の腰を押え、異様に勃起した肉棒を、今まさに、美奈子の体内に串刺しにしようとしている赤毛のリングを鼻と耳にぶら下げた少年。

今まさに、醜い笑みと醜悪な心の少年達が、美しき白皙の肌の美貌の美奈子を、汚す寸前であった。

女王様は、その瞬間を楽しみそうに笑い、黒服の男達は、無表情のまま、ふたつのカメラレンズを、美奈子を中心に映していた。

baさんからいただきました。美奈子って拉致、監禁されるシチュエーション好きなんです。
こうなってみんなの目の前でされてみたいな
この続きも読んでみたいです。ありがとうございました。


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